はじめに
去る3月15日、K2来期モデル試乗(ちょっと使ってみました vol.4/5/6)の際のことです。岐阜県にあるダイナランドスキー場の「α(アルファ)ライナー」リフトを左手に降り、ダウンヒルコースの頂上で、各リポーターが試乗モデルに履き替え、滑走を始めようとした時のことです。
「オオォォ!板がムチャクチャ良く滑る!」
と、第一声。なかには、
「板そのものの性能以前に、試乗板のコンディションが良すぎて、純粋に板の比較リポートができないかも・・・。」
とコメントするリポーターも。確かにこの時に試乗した3本の板はどれも完璧に手入れされていました。
試乗に参加してくれたリポーターと、普段の手入れについて話を聞くと、板を買った当初は液体ワックスをマメに塗ってたけど、最近はそれすらしてない。」というリポーターも。
そこで、今回の特集では板のメンテナンス、特にワックスがけについてリポートします。
大阪のスキーショップ『タナベスポーツ』の協力のもと、アイロン、固形ワックスを使ったワックスがけの仕方を教えてもらいました。
今回使用した道具
ワックスがけの手順(今回の手順は、アイロンを使ったワックスがけの入門編としてできるだけシンプルな作業工程を教えてもらいました。)
あれこれ質問してみました
問. 簡易ワックス(液体ワックス、ペースト状のワックス)はとても作業が楽で便利ですが、効果は?
答. 『滑走状況によりますが、数本滑ったらワックス効果がなくなってしまうことも。「アイロンを使ったワックスは面倒だけど、一日中ワックスを効かせたい。」というのであれば、スキー場に簡易ワックスを持っていって、例えば休憩ごとにワックスを塗りなおす必要があると思います。』
問. 簡易ワックスの液体とペースト状のワックス効果の違いは?
答. 『持続性という点では液体ワックスも、ペースト状のものもあまり差は無いと思います。』
問. ワックスはやはり二度塗りですか?
答. 『断然二度塗りがお勧めです。手間はかかりますが。(笑) 基本はベースワックス(下地塗り用)を使います。それから重ね塗り用のワックスを使用します。この時、ワックスは同じメーカを選ぶほうが無難だと思います。難しいのは雪温に応じたワックス選びですが、分からないことがあればお店で聞くと良いと思います。』
問. スキーを終えて、車に板を積んで家に帰ってみるとすでにエッジがサビていることがありますが、サビないようにするにはどうしたら良いですか?
答. 『なによりもスキー板をしまう前に、しっかりと雪や水滴を落とすことが大切です。少し面倒ですが、車に積む前にエッジ部分だけでもワックスをかけておくと良いと思います。また、ペンタイプのエッジのサビ止めも市販されているので、それを使うのも良いと思います。』
問. シーズンが終わって板を保管する前はどんなメンテナンスをすれば良いですか?
答. 『しっかりと汚れを落としてから、ワックスがけをして、それから保管するのがベストです。』